励ましの一言
一灯を掲げて暗夜を行く。暗夜を憂うるなかれ、一灯を頼め
徳川幕府での最高権威の儒学者であった、齋藤一斎の言葉である。『真っ暗な絶望の中でも、わずかな希望や夢を信じて行動せよ』と、今般の憂鬱になる世情の中でのやるせない心情に、訴える一言である。金融破綻から始まった世界同時不況は、日本経済をも直撃し、自動車業界などの輸出基幹企業が過去に例の無い大打撃を被り、先の見通しも立たない状態だ。そのあおりで、今年10月から来年3月にかけ85000人超失職すると厚生労働省から発表された。この数は、日を追うごとに残念ながら増加する可能性が強い。確かにお先真っ暗だ。しかし、歴史は困難な時代を、常に乗り切って来た。先人は、逆境から必死に這い上がってきた。来年は厳しい年になるだろう。かといって絶望の中に埋没するわけにはいかない。政治家や財界人は、早期の現状打破に向け責任ある職務を全うして欲しい。自分自身は、自ら一灯を頼み、行動するのみ。そこに活路を見出したい。
ありがたや 闇夜の月と ひと情け
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